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マニラ湾の戦争記念碑

下の写真はマニラ湾に近い所にあるフォートサンチアゴという公園の中にある戦争の記念碑です。十字架の後ろに見える入口は旧スペイン統治時代の要塞です が、第二次世界大戦の時、日本軍が米軍とフィリピン人の捕虜数百人をここに閉じ込めて、食べ物を与えず餓死させたと言われています。鉄格子で閉じ込められ て、狭いところで窒息死したとも言われています。私はここに学生の時に一度訪れたことがありました。あの頃、まだ戦争の記憶が生々しく残っていて、いたる 所で戦争の傷跡があり、日本人であることが居たたまれない思いがしました。あれから40年後、私は再びこの同じ場所に立ちました。日本のアジアにおける立 場は随分と変わったことを感じました。日本が戦争を放棄し、アジアの国々に経済的人的支援を惜しまずに行ってきた成果だと思います。しかし、それでも戦争 のもたらした傷はいまだに癒えないものがあり、フィリピンの人達と親しくなると戦争の傷を話してくれるようになります。今、世界は再び軍備拡張が進み、経 済的破綻が見られます。あちこちで国と国とが疑心暗鬼になってきています。ロシアもアメリカも中国もイランも北朝鮮も軍備を拡張しています。世界は危険な 方向に進んでいると感じないでしょうか。この様な時こそ私たちは戦争の悲惨さを忘れてはならないと思います。

(マニラ市のフォートサンチアゴにある戦争記念碑、2007年)

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